仕組みで補う
8月から娘が生まれて生活がガラッと変わった。仕事だけを考えていたライフスタイルから家族も考えるライフスタイルに変化していった。
具体的に言うといつも深夜から始まる海外サッカーを観たり、ビジネスのことを考えていたりしていた夜型から、娘が泣く朝5時半とかに起きる朝型へ強制的に変化していき、優先順位や生活変化の多忙からブログを更新する時間がなかなかとれなくなってしまった。
昨年妻の妊娠の1番辛い時であり、今年は娘がまだ4ヶ月なので2年連続で正月休みもどこにも行かずに家でゆっくり過ごした。
そのゆっくりとした休みの中で昨年から仕事の考え方や物事の考えが変化していったことが頭の中で整理が出来たので、このブログできちんと言語化し自分自身が過去から変化していく姿を書こうと決めた。
ただ、昔の自分なら気合いを入れてこれまで通りに熱量のこもった長い文章を書きまくるだろう。しかし、ライフスタイルの変化によりなるべく時間を大切にそして負担を軽減し、ちゃんと継続できる仕組みをつくる方が大切なのではないかと考えた。
なので
①毎週書くためにキーワードをメモる
②文章はLINEのボイスメッセージで作成
③全体をある程度書き直す
という3つのポイントで作成している。
しかもこれ30分で終わらせるようにすることも意識している。「仕組み」というほど形にはなっていないかもしれないが、これならPCを使わなくてもできる(抱っこ紐で娘を抱えても可能)し、とにかく今年は思考を言語化してアウトプットしていきたい。
こんなシンプルな仕組みだけど、KKK(気持ち・気合い・根性)でやらないようにすることで習慣化される。習慣化されたらストレスもなくなり歯磨きやコーヒーを飲むように気軽にスラスラと書けるようになることが目的である。
ブログ再開の後押しをしてくれた妻のアドバイスは『あなたのブログなんて誰も見ないって思えば?けどそれでももし見てくれる人が居るんだったらあなたに興味を持ってくれている人なのか、それともよっぽどの変わり者なのか(笑)
貴重な時間を割いて見てくれるそんな方たちのために、そして自分のために、ブログを書いたらいいのよ。』
今週も読んでくれて、ありがとう!
来週は『アウトプット』についてです。
居るだけでは、耐えられない社会
格差社会や貧困問題など課題は山積みだけど、大きな視点で見れば生活は圧倒的に豊かになっており、職業もライフスタイルも個人が自由に選択できる幅が広がった。
したがって好きなものがあるということが、ひとつのステータスになりつつあるという現代。
急速なスピードで世の中が進化したことで、数十年前と比べて私たちの余暇時間は圧倒的に増えた。
だからこそ「自分のやりたいことがわからない」が悩みになり、自分の時間や労力をかけたいと思える「生きる意味」を持つ人への憧れが増している。
生きるためのハードルが下がった結果、生きる意味を見つけるハードルが上がっている。
「何のために生まれ、何のために生きるのか」私自身もこのために生きている!…を探す日々。現在進行形。試行錯誤。この思考こそが大人になるってことなのかな、と悩んでいるところで出会った運命の本。
「すること」の価値ばかりに重きが置かれてしまう現代社会で「いること」の価値とは一体何なのか。過去最高と言ってもいいくらい考えさせられる本。おすすめ。
ただ居るだけでは、耐えられない社会にこれからどう向き合うのか。
去年売れた本は『君たちはどう生きるか』
今年は『メモの魔力』
結局、この社会に対して「どう生きるか」を解決したい人が沢山いるということ。
「自分とはなにか、そしてどうやって生きるか」が現代の大きなテーマになるので、今年は「自己分析」というキーワードの『メモの魔力』がベストセラーになった。
やっぱりみんなただ居るのがつらい。だから、何かすることで価値を見出しいく。そんな忙しない社会。
僕たちの存在って何かしないと価値がないのかな。
今日もそんなことを考えながら心の拠り所を求めて生きていく。けど、そんな安心感を探す日々が楽しかったりするのです。
人と違うことは個性です。
— Ryota kawaguchi (@_let_it_out) 2018年11月9日
そもそも違うことが祝福なんです。
この世に誰一人として同じ人はいません。
I will never forget 2019.7.2
30代で初体験が起きた。
価値観を変えないと仕事はやっていけないんだな。
誰にも期待しない生き方。
全てを経験として生きていく。
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE
自分が何度も何度も読み返す、バイブル的存在の本。辛くなるといつもここの箇所を読む。
著者である佐渡島氏が子どものことで実際に体験したこと。一部を切り取っても伝わらないし、ここがこの本を書く著者の原動力になったのではないかと感じるし、なによりも自分はこの話が大好き。シェアします。
------------
自分も早熟だったが 、それ以上に長男は早熟で 、一人で黙々とたくさんの本を読んでいる。
頭の中には 、もう親にはうかがい知れない 、彼だけの世界がある 。
7歳になった頃から 、
「生きているのがつらい 」
「生まれてこないほうがよかった 」
そんな言葉を長男が口にするようになった 。
僕も中学 ・高校のときにはそんな気持ちになったが 、小学 1年生は早すぎる 。何があったのか 、どうしてそう思うのかを必死に聞く 。
それで 、僕や妻が 、どれだけ長男が生まれてきてうれしいかを話すけれども 、そのことは彼の孤独を癒さない 。
彼の孤独は 、早熟ゆえに社会と馴染まず 、自分の居場所がないと感じていることに起因している 。
しぶしぶ行っていた学校だけれど 、ある日とうとう 、行きたくないと本格的に主張し始めた 。よく聞くと 、クラスメイトに嫌なことをされたらしい 。安全 ・安心について考えていた僕は 、長男の心理的な安全 ・安心が整うまで 、好きなだけ休めばいいと考えた 。
一方 、妻は 、無理にでも学校へ行かせ続けることで 、長男が変化することを求めた 。
それで 、登校を嫌がる息子を 、半ば引きずりながら学校へ連れていくことになった 。そんな妻の努力が 1ヶ月くらい経った頃だろうか 。
妻から朝あった素敵な話を教えてもらった 。うなだれて 、体全体から行きたくないという気持ちが伝わる息子のところに 、一人の友達がやってきて 、 「一緒に行こうよ ! 」と手を引っぱってくれた 。すると 、もう一人友達がやってきて 、もう片方の手を引っぱり 、学校へと連れていってくれた 。重かった息子の足取りも 、すこし軽くなって 、学校へと行けた 。友達たちは 、息子の心の中にある葛藤を共有はしていない 。
孤独は 、孤独のままだ 。
息子はそれに自分で向き合い 、乗り越えていかなければならない 。
でも 、息子は一人じゃないのだ 。手を引いてくれる仲間がいるのだ 。これが 、コミュニティの力で 、人を生かす力だと思った 。
妻からその話を聞き 、僕の胸は熱くなった 。
自分という概念
自分って何だろう。
そう思うことは必ずある。
他人と比べ、自分が分からなくなって苦しい時期や自分を探すために一人旅することもあるはず。けど、それでは見つからない。
だって自分はそこにいるのだから。
そして自分という概念が分からなければ愛など分かるはずがない。(愛とは「あなたが好き」とか「愛してる」とか「結婚したい」ということではないと自分は考えている)
そして、その結果、自殺問題まで行くことになる。(日本は年間3万人の自殺者)
人間は、生きていくためには、どうしても自分を肯定しなければならない。自分を愛せなくなれば、生きていくのが辛くなってしまう。しかし、自分を全面的に肯定する、まるごと愛するというのは、なかなかできない。よほどのナルシストじゃない限り、色々嫌なところが目についてしまう。
ただ、「誰かといる時の自分は好き」と言うことは、そんなに難しくない。その人の前での自分は自然になれる。明るくなれる。生きてて心地が良い。全部じゃなくても、少なくとも、その自分は愛せる。
人間関係も、環境も、自分の目に見えているものはひとつかもしれないけど、「自分」ですらひとつじゃない。世界はひとつじゃない。自分は世界にひとつだけの花じゃない。自分は、世界は、花サイドじゃなくて、花を見る目のほうだ。
「他人や環境のなかにいる自分をどう見るか」の視点と、「他人や環境をどう見て、自分にどう影響、反映させるか」のレンズとアンテナがあれば、「自分」はコントロール可能なのだ。
このような概念があれば自分を愛することは可能であり、生き方も定められる。
自分は、誰と過ごす時間を多く持つべきだろうか?誰と一緒にいる時の自分を、今の自分の基礎にすべきだろうか?
30代に入り改めて誰といるかを考えることが多くなった。
誰とどうつきあっているかで性格、個性にも変化があるはずだし、個性とは、決して生まれつきの、生涯不変のものではない。この人といる自分、この環境でいる自分を愛せるという選択を日々の生活でしていくこと。
それが愛だと思う。
「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ。」という有名な言葉も「隣にいる人と一緒にいる自分」を愛せば見方も目線も変化していくはず。
教師とは
昔からお世話になっている有坂さんに
『この高校教師のドキュメンタリー番組があまりにあまりに良くて、見終わった後にふと川口くんが思い浮かんだので、すみません、勝手に送りつけます(笑)』
と久しぶりにメールが来たので朝から観たらもう…ドンピシャでした。
「こどもの世界って狭いからこんな好きな自由にしてても働けるんや!と可能性を広げてあげたい」
「学校は失敗から許される場所。その失敗をどう乗り越えるか練習する場所が学校」
など共感・共鳴部分だらけです。
こんな先生が増えていったら、日本の毎年の自殺者3万人なんかにはならないし、社会不適合者なんて言葉は消えていくはず。
自己肯定感が増して人生が楽しくなっていくに違いない。
まずは自分の心と自分がやってることを大切に丁寧に向き合って、今日も楽しく働きます。
もしまだ観てない方がいましたらURL貼っておくのでぜひー!!
https://tver.jp/episode/56831021
〈北星学園余市高校・教師 #本間涼子 の #セブンルール〉
— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) 2019年4月9日
1.寝てる生徒は何度でも起こす
2.服はド派手に
3.休日も生徒と遊ぶ
4.やらかした生徒は全員の前で謝罪
5.ご褒美はシール
6.卒業しても年賀状を送り続ける
7.どこまでもしつこい教師でいる pic.twitter.com/f2OZcXzd31
すごく素敵で、思わず泣いてしまった😭
— sako*life log (@LogSako) 2019年4月10日
学校って子どもにとって初めての社会体験だから、こんな大人ばっかかよって思うと生きる気力がなくなって全て面倒になる。
こんな人いるんだって思うと自分はどうなるかな?ってワクワクする。
私は親として何ができるか?とても考えさせられた!
#セブンルール