障がい者視点
知人の「ゆるスポーツ」関係者との雑談からものすごい気付きがあったのでお話したいと思います。
共通点
ライターとストローにはある共通点があります。何だと思いますか?実は障がい者が起点となって発明されたものなのです。
ライターの発明者は、戦争で片腕を失った兵士だそうです。よくよく考えるとマッチは、両手がないと火をつけられないんですね。そこで、試行錯誤の末に生まれたのが、「片手でもタバコに火をつけられるライター」なんです。
ストローの発明者は、生まれつき全身が動かない方だったそうです。もちろん、一人で飲み物を飲むことができません。コップを口でくわえたとしても支える両手が動かないので、飲む為には口を開く必要があり、そうすると必然的にコップが落ちてしまいます。そこで考えられたのが、「手を使わないでも飲料が飲めるストロー」でした。
障がい者起点で考えられたこれらの製品は今ではすべての人にとって便利なものになりました。障がい者目線というのは、発見の山であり、宝の山なんですよね。
スポーツに置き換えると
例えば、ブラインドサッカーやイモムシラグビーなどのゆるスポーツというジャンルは彼ら(障がい者)がスポーツとして楽しむことができるか。健常者といい勝負ができるか。そんな観点を大切にしてあります。すると、老若男女関係なく、誰もが楽しめるスポーツができあがります。
先ほどのライターやマッチと同じ発想ですよね。このこと以外に障がい者視点で物事を考えると、色んな問題を解決できるようになったりするなぁという気付きでした。