Ryota’s diary -日々のあわ-

不定期ですが、これから考えたこと、チャレンジを受けたこと、びびったこと、嬉しかったことなどの日々の出来事を書いていきます

自己肯定感とコミュニティの考察

・将来やりたいことがない人

・自己肯定感がない人

・環境を変えたい人

 

みたいな感じの人のアドバイス的な感じを書こうと思ったら3000文字を超えてしまいました…。なので今週のブログはスルーでも大丈夫です。自分の思考を書き殴った感じですね。もし時間がある方はご覧下さい。

 

1 自己肯定感ってなんだろう

 

自己肯定的を高めたい!とか自己肯定感が低いのをどうにかしたいって自己啓発本が結構ありますよね。(しかも親が子どもに向けての方が多いような…)

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自分も昔、フリースクールの現場で働いていて、引きこもりや不登校などのいわゆる「社会不適合」とジャンル分けされる扱いになっている人たちと日々接していたので自己肯定感というキーフレーズは大切に扱っていました。

 

特に働いていた時はネガティブワードをポジティブワードに変えるような方法論を駆使していました。

 

例えば
「諦める」

諦めるの語源は「明らかに極める」の略だからね。だから、諦めるってことは自分はここではない道があるって分かったってことだし、違う道を極めよーぜ、的な。

 

「失敗したくない」
失敗しないとイノベーション生まれないからね。失敗ってネガティブに捉えてる人の方が成長しないよー

とかでした。


なんか先生っぽいですねー。

 

自分は常に「勝ちより価値」と言ってますが、本質は「君という存在は世界に1人しかいないんだよ。だから、そのままで素晴らしいんだよ」っていう価値を知ることが人生の勝ちであり価値なんだよって解釈を発信することで励ましのアプローチになると思っていました。

 

2 自己肯定感を上げることの弊害

最近、歳を重ねることにさきほどの励ましのアプローチ感覚が結構間違っているなぁと感じるようになりました。


なぜなら、自己肯定感が低い人が
「自己肯定感は高くないといけない」
と聞いたらたぶん、普通に「自己肯定感が低い私はダメなんだ!」となりますよね。

だって自己肯定感低いんですもん。

そして「自己肯定感を高くするにはどうしたらいいか」と悩んじゃったりします。

 

なので結果そういう啓発的な本が売れますよね。この悪循環ってよくありがちだなぁって思います。またこれ、仕事でも同じなような気がしています。

 

仮に

自己肯定感高い人=自分の好きな仕事をしている人

自己肯定感が低い人=好きではない仕事をしている人

 

に例えると、分かりやすいかと思います。好きな仕事をしている人は他の人よりも仕事が楽しいので、「好きなことして働いた方がいいよ」とオススメします。

そして、好きではない仕事をしている人は「好きなことを仕事にしている」人を羨ましく思い、落ち込んでしまったりします。

 

そして、自己啓発系の本を読んで(基本的には行動しようね!)チャレンジして、上手く行かず悩み、さらに仕事が楽しくなくなったりします。(上手くいったらそれはラッキーですけど、長続きするかは未定で、成功が長続きするかは不安で自己を肯定できなくなり…という循環)

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3自己を肯定する形(カジュアル宗教)

そもそも自己肯定感=自分を好きでいること。これでいい!っていう「安心感」なんだと思います。(子どもが公園で一人で砂遊びしている時に何回も後ろを振り向いて親を確認する感覚ですかねー。んー、違うかな…)

 

借りに安心感をもらうことで頑張れるならそれは「宗教」という部分に依存することなのかなーって思ったりします。

 

4 宗教の定義(話が脱線するかも)

ここでいう宗教とは「教祖」「物語」「人」が成り立っていることと定義します。

 

例えばキリスト教とは

「教祖」→イエスキリスト
「物語」→聖書
「人」→クリスチャン

ですね。

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自分がめっちゃハマっているワンピース
「教祖」→ルフィ
「物語」→ワンピース
「人」→読者(ジャンプや単語本を購入)

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最近だとあいみょんは巷で流行ってますね。

「教祖」→あいみょん
「物語」→路上ライブから武道館までの道筋
「人」→観客(CDやグッズ、Spotifyなども)

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みたいな感じで、こういう括りを自分はカジュアル宗教と呼んでいます。

 

そのカジュアル宗教(うちの妻はミスチル)にハマっている時は自分で自分を肯定する必要は全くなくて、むしろ教祖や仲間(信者)が励ましたり、共感したりしてくれて、これはこれで非常によいコミュニティになってます。

 

しかも、面白いのは音楽ってジャンルは他人の実体験を歌うことですよね。それこそ教祖のストーリーを歌うことで高揚感が増して、自分ゴトのようになりますね。(カラオケってそういう意味ではすごい仕組み)

だから、賛美歌やゴスペル、仏教もお経を唱えるもんなぁ。

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5.自己肯定感よりも自分のフィルターを通した好き

 

話を戻すと
自分のことが好きな人、もしくは好きなこと仕事にしている人、が必ず仕事の成果が出る!とは限らないですよね。

 

自己肯定感なんて別になくても(自分のことを好きではなくても、好きな仕事ではなくても)サラリーマンはきちんと仕事をするし、成果も出すし、そもそも家に帰ってきたら妻に詰められるので自己肯定感なんて出やしない。笑

 

それよりも個人的にオススメなのは「自分が好きなもの」を集めたり、大切にしたり、発信したりすることなのではないかと思います。そっちの方が自分を好きになれるような気がします。好きな物やコトや人というフィルターを通して自分を見るので幸福度は上がりますよね。

例えば
アーセナルの試合最高=アーセナルの試合を観ている自分が好きという認識

テラスハウスが好き=テラスハウスが好きな自分が好きという認識

です。

*分かりにくいという方はこちらをご参考に

自分という概念 - Ryota’s diary -日々のあわ-

 

自分のことを好きになろう!と努力して自己肯定感を上げるために自己啓発本を読んだり、努力するよりも、自分の好き!がたくさん集まるコミュニティ(オンラインでも全然大丈夫)の方が大切な気がしています。ハマっている感覚って努力とは違いますし、時間があっという間になりますよね。

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6.環境は良いことで自分で変える

 

ただ自分の環境ってなかなか変えられませんよね。分かります。けど、何か変えたい。そんな人は「いいこと」をした方がいいと思います。「いいこと」って何かって言うと人に優しくするでも良いですし、自分に甘えてケーキを買うでもよいです。少しでもgiveすると変わると思います。

 

面白い話がありまして、友人が先日ゴッホの美術館に行ったらしいんです。そしたら美術館入る前の世界の見え方と美術館を出た後の世界の見え方が変わったらしいんです。

これって完全にゴッホのフィルターが自分に入ったからですよね。この視点の変化を環境の変化と捉えることで自分自身の環境が変わっていくのではないでしょうか。

「美術館に行く」という自分自身の行動をgiveした結果、変化しました。

 

またある友人のトレーナーで毎日はダイエットの良い情報を毎日上げています。その結果、フォローワーも増えてますし、自分も毎日アウトプットしているので一人しゃべりの質も上がっています。

https://youtu.be/mK2vXZRerCk

 

例えば、元ZOZOの前澤さんも100万円上げることの本質は良いことをしたい!だと思いますし、結果また、さらにお金が増えていってますよね。

 

自分は日々考えていることをここにアウトプットするのが楽しかったりします。

 

結論

話が長くなりましたが、結論から言うと

①自己肯定感はあったらいいかもだけど、強要する必要ない。(自分が好きじゃなくても仕事の成果は出せる)

 

②それよりも自分のこと好きじゃなくても「ハマる」ものを集めたほうが幸福度は上がる。

 

③なので、そのための設計としてファンコミュニティ作りは大切。

 

④そして、そのための環境つくりはもっともっと大切。

 

⑤けど、そもそも環境って自分から良いことをしていけば勝手に変化していくよねーってことでした。

 

 

 

今週も読んで下さりありがとうございます。

来週は「チャイルドとチルドレン」についてお話します。

 

《今週のオススメ本》

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

  • 作者:樺沢紫苑
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

この本のおかげでアウトプットから設計してインプットをする思考を手に入れました。まだまだ文章力は上がりませんが、質より量だと思って継続して書き続けています。