信用の時代
自分は昔から信用を大切にしていると言っていた。
なぜなら、人が好きだから。
世の中が正しいと思うことよりも、自分や自分の仲間が楽しいと思うことを大切にしてきた。そして、ついにその時代か来たように感じる。
僕らは、個人の信用でお金(予算)を作れる時代の始まりに立ち会っている。いよいよ、『好感度ランキング』ではなくて、納得感のある『信用度ランキング』が必要になってきた。評価経済というより、厳密には信用経済なんだよね。
お金ってなんだろう。
考えたことみんなある?
お金→信用→働き
なんだよね。
「お金の正体が働き」というのは国の経済力を測る指標としてGDP(国内総生産)が用いられていることからも明らか。
しかし、働きは全てお金に変換できるかというと残念ながらそうでは無いのが現状。
例を挙げれば無限にあるが、アニメーターの薄給激務問題なんて「働き」がお金に変換できていない典型的な例だよなぁ。
まず、働きは「信用に結び付くもの」と「信用に結びつかないもの」と2種類あると考える。
例えば、重い荷物を「大丈夫ですか」と運ぶ手伝いをしてくれたら、「親切な人だなぁ」と信用に結び付くし、またバイクの暴走運転も「働き」の1つだが、一般的に迷惑なだけで信用には結び付くわけがない。
次に、信用も「お金に結び付くもの」と「お金に結び付かないもの」と2種類あると考える。
例えば、営業の仕事で成果を挙げることはお金に結び付くが、手伝いで重い荷物を運ぶことは一般的にお金に結び付くものではない。
お金の正体は信用であり、もっと深掘ると「働き」だが、
世の中にはお金として変換されていない、取りこぼしている働きが多くあるんだよね。
とりわけ、アニメーター等芸術分野の働きは既存の社会制度では貢献度の割にほとんどお金に変換できていない。この現状に一石を投じようとしているのはCAMPFIREや、VALUであり、タイムバンクなんだよね。
タイムバンクは、技術者、経営者、アスリート、歌手などの専門家の隙間時間を一般のユーザーが購入できるサービス。購入した時間は、販売者が指定した用途で使用することができる。使用例として、経営者の時間を1時間購入してランチをとったり、スポーツ選手の時間を2時間購入して講演を依頼したり――などが考えられる。
そもそも働きって人のために動くこと。ラクしようじゃ信用なんて無理。
俺はお金はないけど、助けてくれる、楽しませてくれる仲間ならたくさんいる。
もっともっと人間主義になっていく。人を愛する。愛の中で生きる。そんな生き方で人を巻き込みたい。
ただ、時代は変わって、今は、YouTubeもSHOWROOMもあって、自分という商品をお客さんにダイレクトに届けられるようになりました。第三者(流通)を介する必要がなくなったのです。つまり、「お客さんに好かれれば勝ち」という、純粋な勝負の時代に入ったわけです。この時代に入ってから、お客さんと呑みに行く機会を意識的に増やしました。一昔前だと、「客と呑みに行くなんて」というのかあったのですが、関係ありません。僕が楽しませなきゃいけないのは、偉そうにふんぞり返っているスタッフ(実際、そんなヤツはあまりいませんが。皆、優しいです)ではなく、ここに写っている人達で、ここ写っている人達が今、何を考えているかを知る必要があるからです。僕が作るサービスは、呑みの席でお客さんの反応を見ながら作っています。少しでも説明が長くなったり、少しでも説明が複雑になると、あからさまに飽きられるので最高です。
もっともっと巻き込もう。
ワクワクを大切に。
正しさより楽しさだ。
勝ちより価値だ。
やり方より在り方だ。