戦略と戦術
今回はダラダラと長い文章になってしまったので、先に目次を書きます。
①そもそも戦略と戦術って何だろう。
②自分の仕事に置き換えると面白いよね。
③コロナウイルスによってもたらされた価値。
④この時期にできる戦略と戦術とは。
「戦略」は筋道で「戦術」は手段
戦術と戦略の違いは分かりますか。おそらく分かっていると思いますが、自分の中で言語化していることを改めて伝えます。
戦略とは道筋で、戦術とは手段です。
サッカーコーチなのでサッカーで説明すると、戦術は自分たちの戦い方。
自分のチームの選手達に適したフォーメーションを作成して、日々の練習の中で落とし込むこともしくはチームのスタイルを選手に落とし込むが戦術です。FWが2人なのか、3人なのか。DFが3人なのか、4人なのか。それを決める基準は選手達の能力だったり、チームのスタイルだったりします。
一方、戦略は相手を想定した上での戦い方。
自分達のスタイルがボールを素早く回して攻めることでも、仮に相手のDFの身長が低かったらそこにロングボールを蹴っていく戦い方をすると、相手は嫌がりますよね。それが戦略です。「戦いを略す」と書くわけですから「戦わないで勝つ方法」のことなのです。
ジャンケンで例えると分かりやすいかもしれません。相手がグーで自分がチョキだとします。めちゃくちゃ努力して頑張ってチョキで勝とうと思っていても、実はパーを出せば勝てますよね。そもそもパーが戦術(手段)で、パーを出せるようにすることが戦略(道筋)なのです。
どっちがいいわけではなく、どっちも大切ですし、違いを知っておくことが何より重要です。
マーケティングでの「戦略」と「戦術」
どんな活動をしていくにしても、何かしらを売らないといけません。それが商品なのか、作品なのか、サービスなのか世間の需要やお客さんは何を求めているのか。その上ではマーケティングは非常に重要になってきます。
マーケティングでの戦略と戦術を考えると面白いですね。商品・作品・サービスの方向性を決める。自分達の商品やサービスを買ってくれるターゲットは誰なのか。同じ商品や作品、サービスの場合、他社の差別化をどのように進めていくか。という作業です。
コロナウイルスで生まれた価値
さてさて、自分の会社は3月中メインの収入源である子供達にサッカーを教えるサービスが停止になりました。大打撃です。おそらく自分のようなサービス業だけではなく、飲食店はじめ多くの業種も打撃をくらっているはずです。結果、不満が溜まりその責任を政府などに押し付ける雰囲気になっていますね。
ただ、この状況だからこそ見えることもあります。
コロナウイルスによってもたらされた価値とは「時間」だと思います。家にいる時間が多くなり、物事を考えるようになります。
多くの企業が感染被害を防止するために在宅勤務などのテレワークや、時差出勤の実施するようになりました。そうなるとそもそもオフィスに行く意味や、満員電車に乗る意味などを考えるようになります。
サッカーにおいても同じように育成年代の毎週末は練習試合、遠征試合、公式戦など多忙です。それがほぼ1年中行われており、ほぼ休みはありません。コロナウイルスを良い機会と捉えて育成年代の指導者が「オフシーズン」の重要性を実感してもらえればと思っています。
さて、自分がやるべきこととは
自分の仕事の話をします。サッカースクールが実質出来ないので子供達に会うことも、教えることもできません。ただし時間があります。なので、狙っているのはスクール生、そしてスクール生のママさんパパさんの可処分時間を奪うことです。
ただし、オンラインとなってくるとライバルは無数にいます。サッカーの関連動画ではまず勝てませんし、NetflixやAmazonプライムもいます。ではどこで勝つか。戦略と戦術をきちんと駆使してこの状況をポジティブにしたいと思います。
今週も読んで下さりありがとうございます。
来週は「キャラ化」について話します。