期待しないという努力
昨年仕事でも、プライベートでも上手くいかずイライラすることが多かったなぁと反省の日々でした。そんなに人にも物事にも怒るタイプではなかったのに、なんでこんなにイライラしていたんだろうと自分と向き合う時間を多く作りました。(妻が出産のために里帰りだったので思考時間があったのは本当に助かりました)
*分厚いですがこの本はとてもよかった!おすすめです。
そもそも、人との関係作りは感情を理解することがスタートだと気付きました。そして感情を理解するのに、『プルチックの輪』を参考にしています。
動物が感じる24の感情と人間のみが感じる8の感情があり、それをまず理解します。そうすると「嫌い」って感情の横には「期待」があります。この図を見ると自分は他者に期待し過ぎ、そして裏切られた(のように感じる)から嫌いになるのだと気づきました。
なので、自分の他者へ期待している感情を理解してその在り方を変えると、嫌いって感情は減るかもしれないと思うようになりました。
そして現在の結論は「期待しない」ことです。
結果を求めてもダメですし、焦ってもダメ。怒ってもダメだなと日々実感しています。
確かに「期待しない」というのは冷たく聞こえるかもしれません。しかし、他人に期待するのは自分の甘えです。
そもそも「期待する」とは自分がその人のあり方を否定して、自分が思う方向に持っていくことです。「期待する」という言葉は、言う側が相手をコントロールしたいときに使われている言葉で、本当の意味での「期待」として使われていないのではないかなと思います。
仕事でも子育てでも、自分が「このくらいの成果を出してほしい」「こう育ってほしい」と思っている時点で、相手をコントロールしていることになると気付きました。
そうなるとそれは期待ではなく、「管理」しようとしていることになります。そのような考えでは自分の子供も「管理」しようとしてしまいそうです。そのようには育てたくない。
本当の期待とは、「どんな状態でも、その人が幸せだったら良いと思って待つこと」だと思うんです。それが愛情だと信じて、仕事でも家庭でも結果を出さなくても相手のことを好きであり続けること。その部分を努力することが自分の課題だと思っています。
今週も読んで下さりありがとうございます。
来週は「アイディアの生み出し方」についてです。