居るだけでは、耐えられない社会
格差社会や貧困問題など課題は山積みだけど、大きな視点で見れば生活は圧倒的に豊かになっており、職業もライフスタイルも個人が自由に選択できる幅が広がった。
したがって好きなものがあるということが、ひとつのステータスになりつつあるという現代。
急速なスピードで世の中が進化したことで、数十年前と比べて私たちの余暇時間は圧倒的に増えた。
だからこそ「自分のやりたいことがわからない」が悩みになり、自分の時間や労力をかけたいと思える「生きる意味」を持つ人への憧れが増している。
生きるためのハードルが下がった結果、生きる意味を見つけるハードルが上がっている。
「何のために生まれ、何のために生きるのか」私自身もこのために生きている!…を探す日々。現在進行形。試行錯誤。この思考こそが大人になるってことなのかな、と悩んでいるところで出会った運命の本。
「すること」の価値ばかりに重きが置かれてしまう現代社会で「いること」の価値とは一体何なのか。過去最高と言ってもいいくらい考えさせられる本。おすすめ。
ただ居るだけでは、耐えられない社会にこれからどう向き合うのか。
去年売れた本は『君たちはどう生きるか』
今年は『メモの魔力』
結局、この社会に対して「どう生きるか」を解決したい人が沢山いるということ。
「自分とはなにか、そしてどうやって生きるか」が現代の大きなテーマになるので、今年は「自己分析」というキーワードの『メモの魔力』がベストセラーになった。
やっぱりみんなただ居るのがつらい。だから、何かすることで価値を見出しいく。そんな忙しない社会。
僕たちの存在って何かしないと価値がないのかな。
今日もそんなことを考えながら心の拠り所を求めて生きていく。けど、そんな安心感を探す日々が楽しかったりするのです。
人と違うことは個性です。
— Ryota kawaguchi (@_let_it_out) 2018年11月9日
そもそも違うことが祝福なんです。
この世に誰一人として同じ人はいません。